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牛乳流通

Milk distribution

新しい牛乳流通への挑戦

2018年4月から「畜産経営の安定に関する法律」の一部改正が施行されました。これまでの指定団体(農協)による全量委託から、生産者自ら乳業メーカーに販売する取り組みにも、生産者補給金が交付されるようになったのです。実質的な牛乳流通の自由化といえ、新しい仕組みづくりにチャレンジする環境が整いました。

新しい仕組みづくりへの挑戦

これまでの牛乳流通では、農協が各生産者から生乳を集荷し、それを一括して乳業メーカーに販売・出荷するスタイルでした。決められた乳価での買取が保証されているため、酪農家の経営安定化に役立ちしました。しかし、どんなに良質な生乳を生産しても、乳価が同じなので競争原理が働かないという弊害もありました。リプログループでは、法律の改正を受け、自前での牛乳流通の仕組みづくりにチャレンジしています。

従来の牛乳流通の流れ

リプロの考える牛乳流通

集荷から乳質検査、輸送までの一貫体制を構築

乳業メーカーに直接、生乳を販売するためには、生乳の成分や菌の状態をチェックする検査体制や、生乳を運ぶ輸送体制が必要になります。リプロでは、グループ化によるスケールメリットを活かして、集荷から検査、配送までを自社グループで一貫してできる体制づくりを進めています。

夢が持てる力のある産業を目指して

私たちが考える牛乳流通の新しい仕組みのもとでは、生乳の質に見合った乳価で販売できるようになります。つまり、質の高い生乳を生産することが、乳価のアップにつながり、努力が報われることになるわけです。米作の農家の世界では、いち早くこの競争原理が働き、農家のやる気を引き出しているようです。ようやく酪農も、それが可能になる環境が整いました。グループを挙げて、より質の高い生乳づくりに取り組むことで、ブランド化を図ることも夢ではありません。

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