牛たちと共生することで食生活を豊かにする素晴らしい酪農を、次世代へしっかり引き継いでいく。それが私たちリプロの目指しているところです。日本の酪農は現在、後継者不足をはじめ様々な問題を抱えています。リプロでは、それらの課題を解決する総合サービス事業に取り組んでいます。
『楽しい酪農』を実現していくための経営コンサルティングサービスです。運営の効率化や牛の病気予防、繁殖診断、さらには良質な生乳づくりのための飼料設計等を行います。
良質な生乳を、それに見合った価格で販売するには、販売チャネルの確立と輸送体制を整える必要があります。リプロでは、グループ力を活かして、生産から販売、乳質検査、輸送までの一貫体制の構築を図っています。
利益の上がる牧場経営のためには、飼育コストを下げることも重要です。リプロでは、健康な牛の飼育に欠かせない飼料や営農資材を一括大量購入することで、コストダウンを図ります。
より充実したサービスを提供するためには、グループの拡大も不可欠です。後継者難などの課題を抱える酪農業界にあって、積極的に牧場のM&Aを展開していきます。
少子高齢化が進んだ影響は、酪農業界にも及んでいます。農林水産省の調査によれば、毎年4%前後の割合で酪農家が減少。2018年には、酪農家の戸数は10年前と比べ約6割になっています。これは、牧場経営者の高齢化と畜産業のなかでも長時間の労働に耐えられず、廃業が相次いでいる結果になっていると考えられます。
TMRセンターとは“牛の給食センター”とも呼ばれる飼料を生産する工場のこと。リプロでは、グループで飼料の生産工場を開設。牧草やワラなど「粗飼料」に、おからやパイナップルの皮など栄養価の高い「リサイクル飼料」を混ぜた「完全混合飼料」を生産しています。
酪農家にとって、大きな経営テーマのひとつになるのが糞尿の処理です。理想は、環境にやさしい農業を支援する面からも、有機肥料となる堆肥に加工していくこと。堆肥への効率的な加工から販売経路の確立まで、意欲的に取り組んでいます。
優秀な乳牛から生まれた子牛が、遺伝した潜在能力を最大限に発揮できるようにするためには、育成期に適切な飼養管理を行うことが重要です。リプロでは、グループの牧場を使って良好な発育を促進する育成牛事業を展開しています。
酪農業界は、厳しい労働環境や少子化の進行も相まって、人材不足に陥っています。企業力のあるリプロで人材を積極的に採用・教育し、人材を必要とする牧場を支援する事業にも取り組んでいます。
リプロのミッションを実現するためには、一緒にビジョンを目指していく人財が欠かせません。まずは牛たちと共に生きる現場からスタート。現場で実践的にスキルを身に付けるとともに、外部のセミナー等も活用しながら牧場経営ができる人財に育成していきます。